ちょっとタイムス 2021
鶴岡タイムススタッフが感じたりしたことを書いているコラム。
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令和3年12月1日号
今年も残すところ1ケ月。振り返ってみると、いろんなことに挑戦しました。その中の1つが、海外の映画をたくさん見るということでした。主に、ホラー、サスペンス、アクションなどを中心に見ました。3日に1本ほど映画を見ているので、現時点で、おそらく100本以上見たと思います。おそらくというのは、見た映画をブログで紹介したりなど何かに記録していないということと、何日かすると何の映画を見たのかさえ覚えていないためです。ひどい時は、前回見た映画のタイトル、ストーリー、キャストなど全然覚えていないこともあります。
最初は、年のせいなのかと思っていたのですが、同じようにたくさん映画を見ている友人も同じようなことを言っていました。その友人と映画の話をしようと思っても、お互い映画の記憶がうろ覚えになって、会話は弾みませんでした。
今年は「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということを学んだ1年でした。 (小)
令和3年11月15日号
台風が少ないせいか今年は穏やかな秋を過ごせたような気がします。先日お店で来年のカレンダーをもらい、一年の時間の早さに驚きました。
恒例の健康診断も迫っています。若い頃は体の悩みも特になく運動も全くせずにここまで来てしまい、そのツケが回って来たのか最近は健康診断のたびに、規則正しい生活と適度な運動をして下さいねと言われます。不規則な生活をしている自覚はないのでやはり運動不足が原因かな?
運動不足解消のレベルではないかもしれませんが、ここ数年は社員でも空いている町を分担して鶴岡タイムスの配達を月2回やっています。
天気の日も悪天候の日も皆さんのご家庭に届けていただいている鶴岡タイムスの配達員さんの苦労も少しですが体感しながら私も健康のため配達に励んでいます。
配達し終わるともちろん疲れますが、なんとも言えない達成感があります。
健康のためとちょっとした充実の時間を過ごしたい方にぜひお勧めします! (F)
令和3年11月1日号
山形県は10月20日、2020年6月から21年5月までの1年間の新規就農者数が357人となり、1985年度の調査開始以来最多となったと発表した。東北6県でも6年連続で最も多かった。
吉村知事の記者会見資料を読むと、高齢化が課題の中、自治体、JAなどと一緒に就農の動機付け、準備、定着まで、各段階に応じて研修や技術指導、資金確保など、きめ細かな支援を行ったことと、増加している農業法人への雇用就農が要因と述べている。
この中で私は、地域別つまり庄内の就農者と、離農者の人数が気になった。資料には載っていなかったが、日刊紙が詳しく掲載していた。各紙によると、地域別では、村山158人、庄内95人、置賜63人、最上41人。また2016〜20年の新規就農者計1654人の内、離農者は241人にとどまっているという。
もともと農家だったが、仕事に魅力を感じることができず、跡を継がなかった私が言うのも何だが、地元の未来を切り開いてほしい。 (門)
令和3年10月1日号
秋分を過ぎ、自分の中ではいよいよ海釣りのシーズン到来。といっても庄内名物クロダイ釣りに挑んだり、船に乗って沖に出るわけではなく、磯から竿を出すいわゆる「雑魚(ざっこ)釣り」です。
庄内では多くの種類の魚が釣れますが、こちらでの呼び名で言われたらピンと来るのに、標準の名称がよく分かりません。私だけでしょうか。
調べてみると、クロダイのことを西日本ではチヌというんですね。庄内では、小さいのはシノコダイとか二才(ニセ)と呼びます。磯釣りでよく狙うクロコ。大きくなったらナベワリ。メジナのことなんですね。関西方面ではグレだそうで。アブラコと呼んでいるアレはアイナメ、テンコはメバル。ロックフィッシュというと何かかっこいい感じですが、根魚のことで、メバル、カサゴ、ソイ、ハタなどの総称のことです。
どう呼ぶにしても「釣った魚は全部食べる」「食べるために釣る」のが私のルール。おいしくいただければ何でも構いません。 t-tak
令和3年9月15日号
昨年まで私の畑仕事といえば、主に柿の木の手入れと草刈りでしたが、今年は母から「何でもいいから植えてくれ」と頼まれ、ホームセンターに苗を買いに行きました。夏野菜の定番、ナス、ミニトマトにオクラ、ゴーヤ、ズッキーニ。変わり種ではひょうたんも植えました。
植えてびっくり、植物の生長するスピードに驚かされます。 特にオクラは「もうちょっと」と採らずにおくと2、3日で十数㌢まで大きくなり、硬くなります。1㍍くらい間隔を空けて植えたズッキーニが、夏にはひょうたんにすっかり取り囲まれ、結局収穫できませんでした。
夏野菜の収穫もほぼ終わり近くになりましたが、向かいの畑のお父さんから、空いている「畑を起こしてやるから大根植えれ」と言われ、夏休み中に大根、ニンジン、チンゲンサイを、その後スペースが余っていたので、白菜、ホウレンソウ、春菊を植えました。野菜生産者一年生の私の畑ライフは冬の収穫まで続くようです。 (M)
令和3年9月1日号
知人に休みの日は何をしてるかと聞かれると「昆虫採集」と答えています。こう答えると、間違いなく不思議な顔をされ「自分もしている」みたいな返事をもらったことがない。虫が嫌いではなくても、捕まえて何が面白いんだろうと思われます。昆虫は自然の中で生きるのが一番なので、採集しても飼ったりはしません。ギャンブラーがギャンブルそのものを楽しむように(?)、採集そのものを楽しんでいます。スマホで捕まえやすそうな天気の日や、地図でいそうな場所を探し、足を運んで、何らかの昆虫がいると、とても嬉しい。
ポケモンは、ゲームの生みの親であるクリエイターが、子供時代に熱中した昆虫採集の体験がヒントになったそうです。集めるという行為は、非常にワクワクします。ただ、僕の場合、子供の頃は虫が大嫌いだったので、40歳も近くになってから昆虫採集を始めましたが…。もし、そこら辺の野山で虫取り網を持ったおじさんがいたら、僕かもしれません。 (小)
令和3年8月15日号
一年越しのオリンピックも8月7日現在、残りわずか。いつものオリンピックよりいろいろな競技をライブ中継で見ることができました。種目によっては同じ時間帯にかぶってしまい、どれを見るか家族と戦い、どれを優先するか自分の気持ちと戦い、さらに家事もこなしながらチャンネルをカチカチしてしまいます。こんなふうにころころとチャンネルを変えることをザッピングというらしいです。
特に、自分や家族が経験してきた卓球やバスケ、サッカー、野球は応援も熱くなります。苦しくなるくらい力が入る場面もあって、見終わるとぐったりしたり。終わった後の選手たちのコメントも一年延期の重みが伝わってきてうるっとなったり。
個人的に楽しみなのは新体操です。娘がやっていたので見るのも大好きです。女の子なら一度はリボンを棒につけてクルクルしたことがあるのでは?
残りあと少し、チャンネルや家事とのザッピングをしながら応援します! (F)
令和3年8月1日号
賛否両論、紆余曲折、次々に起きるトラブルと問題。もはやカオスとしか言いようがない状況の中、東京2020オリンピック・パラリンピックが始まった。
喜び、期待、不安、怒り、あきれ、さまざまな感情が入り交じりながらも、テレビ中継、動画配信、競技結果の速報、情報番組の解説や話題が毎日楽しみで、ワクワクしたり、緊張したり、残念がったり。一つsのことを追究してきたアスリートたちの情熱、競い合うスポーツの緊張感、互いに称え合う精神の素晴らしさに、心を動かされている。
ただ、割り切れない複雑な思いもよぎる。「復興五輪」として発信や被災地への貢献はできなくなってしまった。国内外から誘客はできず「おもてなし」の影すらない。「新型コロナに打ち勝った」などといえる状況もない。
何より、大会を成功に導くために力を尽くす人たち、新型コロナに向き合う多くのエッセンシャルワーカーの皆さんがいる。その存在を忘れてはならないと感じる。 t-tak
令和3年7月15日号
5月に始まった新型コロナのワクチン集団接種だが、鶴岡市のワクチン接種情報(6月24日最終更新)を確認すると、どうも分かりづらい。
「60〜64歳の方、または基礎疾患のある方等」の接種券発送は◎6月26日(60歳から64歳の方)◎7月29日(基礎疾患のある方)◎7月29日(障害者手帳をお持ちの方)とあり、予約開始は◎7月1日(64歳)◎7月3日(63歳)◎7月5日(62歳)◎7月7日(61歳)◎7月9日(60歳)としている。
また「59歳以下の右記に当てはまらない方」の接種券発送は7月29日となっている。
これだけ見ると「基礎疾患のある方等」は「59歳以下の方」と接種券発送が同日なのである。なぜか?、キーボードを打ちながら推測した。接種開始日が決まっていないのだから、この開始日で優先することにしているのかなと。
でも「基礎疾患のある方等」は、既に予約が始まっている「60〜64歳の方」より優先されることはないのだろうか。(門)
令和3年7月1日号
東京五輪代表が連日のように決まるスポーツ界。6月25日は代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権が行われました。中でも注目を集めたのが、豪華メンバーがそろった男子100㍍決勝。多田修平選手が桐生、サニブラウン両選手を押さえ、3位の山県亮太選手と共に五輪代表入りを決めました。
新型コロナ感染症の影響で、東京五輪開催の可否に始まり、観客の有無、観客数、アルコールの提供など、競技以外のニュースも連日報じられ、コロナの感染者数の報道と相まって、スポーツを楽しんで観戦する気持ちがそがれてしまっていましたが、ニュースで繰り返されるレースを見るうちに、ワクワク感が少し戻ってきました。
鶴岡出身で在住の、女子アーチェリーに出場する、中村美樹選手の活躍にも期待しています。元々アーチェリーは静かに観戦するスポーツなので、地元から飛沫を飛ばさずに静かに応援したいと思います。「メダルを射止めろ、中村選手!」(M)
令和3年6月15日号
子供の睡眠時間に合わせて、僕も眠りにつく時間を大幅に早めてみました。それまで、深夜1〜2時で布団に入っていたのを9〜10時にしました。生活リズムを急激に変更したため、最初の頃はすぐに眠れませんでしたが、しばらくすると、ころっと眠れるように。
その結果、目覚まし時計を使わなくても、翌朝スッキリ起きられるようになりました(周りからは、年を取っただけと言われますが)。早いと朝4時に起きて、活動を開始します。と言っても、散歩するとかアクティブなことはせず、前日の片付けとホラー映画などの観賞です。
健康的な生活になったと思うのですが、問題点が2つ。休みの日、朝早く目覚めてもそのまま7時までも睡眠を貪ると、寝過ぎたせいで体の節々が痛くなります。2つ目は、茶の間で寝ている愛犬「もち」が、おそらく迷惑なこと。僕が早起きするせいで、部屋の電気を点けられ、起こされてしまいます。「ごめんなさいね、もち」 (小)
令和3年6月1日号
本来なら今日は天神祭の日(5月25日)。鶴岡に住んで20年、実は天神祭をじっくり見たことがありません。毎年その日は鶴岡タイムスの締め切り真っただ中のため、パタパタと仕事をしていてお祭りの雰囲気もあまり感じないまま一日が過ぎます。今年の天神祭は神事のみ執り行われたそうですが、いつにも増して静かな一日でした。
私が子供の頃のお祭りといえば毎年家に獅子舞が来るのが恒例で、太鼓の音と共にやって来ます。獅子の頭の人と尻尾の人が笛や太鼓に合わせて舞い、家内安全・身体堅固を祈願してもらいました。
小さい子供がいる家では、健康に育ってほしいと願いを込めて獅子に頭をパクパクしてもらいます。子供だった私も何度かされましたが、獅子の顔を目の前で見る迫力は今でも鮮明に記憶に残っています。本当に食べられてしまいそうですごく恐くて泣き叫びました。でも獅子の口の中に見えるのは近所のおじさん。そう思えば全然恐くはなかったんですよね。 (F)
令和3年5月15日号
どうやら携帯番号が「090」の人は「おじさん、おばさん」と呼ばれるらしい。しかもその続きの数字が「1」「2」だと、なおさらのようだ。「070はPHSじゃないの?」という発言も同じような意味合いを持ち、「番号が10けたの時代があったね」などと言えば、異文明から来た人扱いを受けかねない。
調べてみると、090が携帯に割り当てられたのは1999年で、同時に11けたになった。090が枯渇して080が追加されたのは2002年。もう20年も前の話だ。
090、080で始まる番号の空きは2017年の時点でほぼなくなっているという。070も残りは約2500万件。これがなくなるのも時間の問題だろう。そしていよいよ総務省では060を開放する準備に入っている。今は未使用の030、040も出番があるかもしれない。
私が今使っている番号は070。PHSからのMNPだが、むしろ貴重ではないだろうか。誇りを持って「おじさん」だと胸を張ろう。 t-tak
令和3年5月1日号
暖かく柔らかい春の陽気に誘われて、3月下旬からほぼ毎朝、近くの神社まで散歩をしている。時間にして往復約10分、歩数は1500前後。鳥居の前には1本の桜の古木があり、開花、5分咲き、そして満開に至るまで、日々の変化がはっきりと分かる良い機会を得た。
満開から2、3日後、散り始めてはいたが、まだ見ごろだろうと思って桜に近付くと、中が空洞の切り株に変わっていて、あぜんとした。あんなに奇麗に咲いていたのに…。その夜、境内の隅で布団にくるまって寝ている夢を見た。目覚めているのに動けない感覚の中、別の方向に視線だけを送ると、枝を広げた木が見えたような気がした。
先日の日曜も気持ち良く歩いていると、ゆっくり軽トラックが寄ってきた。「何してるんだ? さては忘れていたな」と知り合いが声を掛けてきた。家に帰って回覧板のようなものを確認すると、町内の側溝の清掃作業日だった。うららかな日和のせいにすることにした。(門)
令和3年4月15日号
酒井忠勝公が藩主として庄内に入って400年の節目を迎える2022年に向けた「酒井家庄内入部400年記念事業」で活用する公式ロゴマークが決まりました。
選ばれたのは、400の文字と酒井家の家紋「かたばみ紋」、鎧兜(よろい・かぶと)を組み合わせたデザイン。正方形はコメを計る枡(ます)を、円は交流を、かすれの表現は次代への発展や勢いを表現しているそうです。
さっそくロゴを使ったYouTubeをアップしていました。タイトルは「うわさの酒井家【魚拓の発祥編】」。見ると、400年の歴史の重さをまったく感じさせない、磯釣りをしている若者2人の軽妙な会話で終始するおもしろ動画でした。最後は「日本ではじめて魚拓をとったのは酒井家」のナレーションの後に「やっぱすげーな!酒井さん!」の決めぜりふ。続編もこのフレーズで終わるのでは、と予想していますが、ハズレたらごめんなさい。続編も期待してます。みなさんも一度ご覧ください。(M)
令和3年4月1日号
4月から進学や就職、引っ越しなどで新しい生活が始まる人が多いのでないでしょうか。思えば、昔々、僕も高校を卒業後に一人生活を始めるため、親から炊事・洗濯の仕方や一人暮らしのためのアドバイスを受けました。始めてみると、一人暮らしはとても快適で、こんな楽しいものはないと思いました。
恥ずかしい話、その時は何とも思いませんでしたが、働き始め、結婚をし、子供ができてから、親のありがたさや大変さが理解できました。親になることは、責任重大で大変なことです。自分一人の力で成長し、大きくなったわけではありません。親を含め、周りの多くの人たちがいたからこそ、一人の人間として羽ばたいていけるんだと思います。
「なんか説教臭いこと言ってるなあ」と思われそうですが、春に社会人になる人たちはそれを少しでも分かってもらえたらなと思います。僕のように、「親孝行、したいときに親はなし」とならないように。(小)
令和3年3月15日号
新聞に県内の移住者が増えたと載っていました。私の周りでもコロナの影響で地元に戻ってきたという人の話を何人か聞きました。少子化や若者の地元離れで人口が減っているという現実を見ればうれしいことですが。
先日、いい天気だなぁと思いながら車を走らせていた時、対向車の大型トラックが横断歩道の手前で止まっていました。こちらもスピードを緩めて止まったところ、一匹の猫が横断歩道を渡り始めました。猫だったら、斜め横断でものすごいスピードで走り去るというイメージですが、その猫は、すましてテクテクと歩いて渡り、最後は、どうもすみませんと言っているかのように小走りで白線の上を余裕で渡って行きました。まるで人間が渡っているようで面白かったです。のどかな田舎ならではの光景に気持ちが温かくなりました。
もしかしたら、移住者が増えた理由には、車を止めて猫を横断させてあげる優しい人たちがいるような県民性もあるのかもしれません。(F)
令和3年3月1日号
NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」が先日、最終回を迎えた。日本史最大級の謎とされている「本能寺の変」を起こし、裏切りによって歴史を大きく変え、散った武将・明智光秀を主人公に据えるという挑戦。歴史好き、戦国ファンの私としてはかなり胸アツな内容だった。
最新の研究の成果を盛り込みつつ、武将たちの新たな人物像や新たな歴史解釈が提示されていた。織田信長や豊臣秀吉には決定的に欠けているものがあって「ついて行けそうにないなぁ」。「実は光秀って義に厚い人?」と思い、家臣側の視点で感情移入。最終的に「謀反を起こすのも無理ないんじゃ…」とも考えた。
ドラマを通じ、下克上の象徴、悪人、裏切りの人生と語られてきた齋藤道三、松永久秀に対する見方も変わった。
そうそう。山形にも謀略家で腹黒く描かれ続けてきた最上義光がいる。近年研究が進み、評価が大逆転した武将ナンバー1ともいえるだろう。そろそろ大河の出番でもいいんじゃないだろうか。 t-tak
令和3年2月15日号
皆さんもそうだと思うが、今年は正月から除雪作業に苦労させられている。大雪となった先日は、息子と2人で朝6時に雪除けを開始。スコップとスノーダンプという昔ながらの道具を使い、雪捨て場となっている屋敷の裏の田んぼまで何度も往復し、1時間半かけてようやく家の前を平らにした。
2人合わせて3時間の労働。後日、山形県の最低賃金を調べてみたら、時給793円。仮にこれを適用して報酬を頂くとすると2379円。「体はきついのにこんなものか」とつぶやいてしまった。
降雪の多い日は風がなく、外は静かだ。そのため、道路を除雪するブルドーザーの走る音は大きく聞こえる。やって来るのは決まって午前3時ごろ。「きょうは積もってるな」と布団の中で推測する。5時過ぎになるとお隣さんの小型除雪機が動き始める。順調な仕上がりを示す軽快なエンジン音がうらやましい。
それから1時間後。さあ、わが家のスコップとスノーダンプの出番が来た。 (門)
令和3年2月1日号
1月24日投開票された山形県知事選は、現職の吉村美栄子氏が、新人の大内理加氏を約23万票の大差で退け、4選を決めました。知事選として初の女性同士の一騎打ちということで全国紙でも取り上げられ、山形県は政治の世界で「女性が活躍する県」との印象を持った県外の方がいるかもしれません。
しかし、県選出国会議員は5人中2人が女性ですが、県議会議員は全議員中3人、鶴岡市議会では、今野美奈子氏が県議選に出馬するために辞職して以来、坂本昌栄氏1人の状況です。県のトップは女性ですが、これでは少子化対策や教育の分野などの政策に女性の視点を反映させるのは容易ではないと思われます。
今年10月には鶴岡市長選、市議選があります。全国的にも市町村議会議員は以前より立候補する人が減少傾向といわれていますが、今回の知事選に触発され、10月の選挙に女性候補が現れることを期待します(女性が政治に参画すれば、全ての問題が解決するわけではありませんが)。(M)
令和3年1月15日号
小学生になる子供の冬休みの課題(国語と算数)に丸つけをしました。引き算で間違っている箇所の解き方の説明をしたのですが、「先生から聞いた解き方と違う!」と言われました。どうやら僕の頃とは、教え方が違うようです。解き方は違っても答えが合っていれば良いと思いましたが、「親世代が習った解き方を押し付けると、混乱してしまう子供も多い」と妻に言われ、今の解き方(さくらんぼ計算?)で教えました。
勉強以外でも、今の学校生活は、昔と違うところがいろいろあるようです。呼び合う時は、男の子でも女の子でも性別関係なく「◯◯さん」。他にも「クラス名簿がない」「パン給食がほとんどない」「ロケットペンシルがない」「給食を残して良い」など。僕の頃は、給食を残すと、机ごとベランダに出され、食べ終わるまで教室に入れてもらえなかった(泣)。
もちろん我が子が親になる頃にはまた違ってきて、ジェネレーションギャップを感じるんだろうなあ。(小)
令和3年1月1日号
令和になって初めての丑年です。十二支の干支の中で二番目に数えられる丑は、順番を決めるとき前の晩から早めに出発して一番に到着したはずが、背中に乗って来たねずみが先に飛び出し、先を越されて二番目になったというのは有名な話です。私も時間にゆとりがないと気が済まない性格です。ギリギリの時間や遅刻なんてあり得ない。そんな性格なのは私が丑年だからなのかもしれません。
丑年がどんな年なのかを改めて調べてみると、前年(子年)に撒いた種が芽を出し成長する年で、我慢の年、これから良いことがある前ぶれの年になるといわれているそうです。
2020年はコロナウイルスの影響で生活スタイルが大きく変わり、多くの人が大変な一年を過ごしました。まだまだ感染が広がっている中、丑年は先を急がず、自分たちにできることをコツコツと少しずつやって、半年先、一年先の成功につながるよう、コロナを克服できているといいなと思います。 (F)